10/1(土)災害救援ボランティアバスレポート(3)(宮城県石巻市)

石巻市牡鹿地域への支援物資提供とニーズ調査

那須烏山市災害ボランティアチーム龍JINの今回の活動の一環として別便のトラックを仕立て、リサイクルショップで購入し修繕した自転車15台を牡鹿半島に届けた活動を紹介します。1.5トントラックを快く貸していただいた方がいます。そのトラックに自転車を載せて副キャプテン奥成大輔とベルギー出身のダーク・ブレイスの2名で那須烏山市を出発し荻浜で合流しました。

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寄贈した自転車(荻浜家ノ入仮設住宅) 

牡鹿半島の各地域は壊滅的な被害を受けましたが、自転車があるととても便利だと聞いたので多くのリサイクル自転車を買い求めました。これらを修繕し、荻浜家ノ入地区に5台、鮎川浜四ツ小谷地区に5台、鮎川小学校地区に子ども用5台、合計15台を届けました。どの地区もとても喜んでくれました。

サポート班(奥成大輔、ダーク・ブレイス、山村浩之)の3人は、現地ニーズ把握、心通じるボランティア活動の可能性を模索すべく他の地区を廻り多くの人と話をしてきました。

鮎川小学校仮設住宅では、58世帯142名が入居。古内自治会長とお会いし、「牡鹿半島は立地面から、陸の孤島化しがちで、情報や支援が行き届きにくい。いち早く団地として自治会を組織し、自分たちで助け合ってきた」とのこと。現在、元気と前向きさを取り戻すために仮設住宅集会所を自分たちで管理し、交流や趣味活動を始めたとのことでした。今後先生役を探していることや、ミシンなどの器材が不足していることなどたくさんのニーズを聞くことができました。また、泊浜地区では、冬服や食糧等物資が不足、炊き出しも必要な状況であり、このような地区がまだたくさん残っていることも分かりました。

冬着も含めて家財がほとんど流されてしまったまま冬を迎える人がたくさんいます。今後のボランティア活動に、今回調査した内容を活かしたいと思います。

調査した内容で石巻~鮎川間を路線バスが運行開始したことが分かりました。これにより仙台~石巻を復興支援バス(800円)で乗り継ぐことで鮎川まで移動可能となりました。参考に石巻~鮎川間の路線バス時刻表を掲示します。

 

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石巻~鮎川間路線バス時刻表 2011年10月現在

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